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さらばソフトバンク

先日携帯キャリアをソフトバンクから格安SIMのiijmioに乗り換えました。

山登りが趣味だと普通山間部のエリアの制約から携帯キャリアは自動的に『ドコモ』になるのですが、iPhone4発売のときに契約していたドコモから当時唯一iPhoneを提供していたソフトバンクに乗り換え、そのままズルズルと契約し続けていたのでした。

乗り換えコスト

つい先日ソフトバンクの2年縛りを逃したばかりで、今解約すると9500円(税抜)の違約金がかかります。なんでそんなマヌケなことになっているかというと、iPhone4当時は発売時期が今の定番である秋ではなかったため、更新月が現在のiPhoneの発売時期とずれてしまったためです。違約金を回避するためには、SIMフリー端末を別途用意しなくてはなりませんでしたが、そのコストを考えれば違約金のほうが安上がりでした。

違約金の他にはMNP手数料3000円、iijmioの契約手数料3000円(パッケージで安く上げることも可能)が必要です。トータル16000円弱の出費です。

月額費用の分析

iijmioのプランは音声通話つきのライトスタートプラン(6GB)を選択。ソフトバンクではホワイトプラン+パケットし放題フラット(7GB)なので、ほぼ内容は同等です。

月々の実質料金(税抜き)を比較すると…

キャリア 料金 (税抜) 補足
ソフトバンク 6934円 ホワイトプラン934円+パケットし放題フラット4G LTE 5700円+ ベーシックパック300円+ユニバーサルサービス料3円
iijmio 2220円 ライトスタートプラン(6GB)

ソフトバンクは最近の実績で、税込みで7500円弱毎月かかっています。機種代金無しで毎月この金額は、割に合わないと常々思っていました。iijmioに乗り換えると、月々の負担はおよそ三分の一になります。

乗り換えコスト1.6万円弱かかっても、半年もかからず回収できてしまいます。実際には端末サポート代の差があったりしますが、端末を長く使ったり、他の端末に乗り換えたりの自由さを考えれば、十分乗り換えでメリットを感じられる水準だと感じました。

機能・サービスの差

格安SIMだけあり、キャリアとは完全に同じではありません。主要サービスで大きな違いと思われるものは、キャリアメールとWiFiスポットです。私は『無くても困らない』と判断しました。

キャリアメール

以前はキャリアメール必須のサービスなどがありましたが、最近はそれも減ってきました。私自身、キャリアメールは使っておらず、しつこい迷惑メールに辟易していて、最近では無い方が良いくらいに感じていました。実際、スマホの台頭で年々存在意義が薄れてきていましたよね。

WiFi

ソフトバンクではWiFiスポットなどが使えましたが、iijmioではそのようなサービスはありません。とはいえ、今までさほど恩恵に預かったこともありませんでした。タダなら使うが、カネがかかるなら契約しようとは思わない、といったところ。

iijmio申し込み:おうちでナンバーポータビリティ

さて、料金とサービス差を確認して、十分納得して申込方法は自宅でのMNPを選択。iijmioの契約方法は、店頭でパッケージを買うか、イオンやビックカメラの店頭で契約するか、直接iijmioのサイトに申し込む方法があります。一番早いのはイオンやBICカメラ店頭でMNP手続きまで済ませる方法ですが、最寄りに店舗がないので、私はパッケージを購入して申し込みました。

ちなみにiijmioサイトで申し込むと手数料3000円ですが、Amazonでパッケージを買うと、時々数百円で売っていたりして、運が良ければ節約になります。しかもバンドルクーポンが増量だったりして、更にお得です。

SIMパッケージ

音声通話SIMはデータSIMと異なり、パッケージに同梱されていません。別途本人確認をしなくてはなりません。iijmioサイトに接続し、免許証などの画像をアップロードして本人確認をします。

さて、本人確認を完了し、SIMが送られてきて、さてMNP!とおもったら、ここで幾つか思いがけないトラブル?があったので、ご紹介。

MNP転出(ソフトバンク)はオペレーターに電話する

MNPは予約番号を取る必要があるのですが、サービス時間がAM 9:00~PM 8:00までで、思い立ったのが夜中だったため、翌日に持ち越しとなりました。以前ドコモからソフトバンクへ乗り換えたときもMNPだったのですが、そのときはimodeでできた記憶があり、すっかりネットのMySoftバンクからできると思いこんでいたのですが、オペレーターに電話する必要がありました。もちろんショップでも可です。

電話は結構待たされますし、とっととMNP番号がほしいのにいちワイモバイルの宣伝をされたりして、イライラします。落ち着いて時間のあるときに実行したほうが良いでしょう。お昼休みだと、時間切れになってしまうかも。

iijmio開通は平日の夜7時まで、iPhoneは別途WiFi必要

SIMを受け取り、あとは開通手続きをすれば作業完了なのですが、なんとiijmioの開通手続きは平日の夜7時まででした。会社帰りだと間に合いません。

会社でやってしまおうかとも思ったのですが、調べてみると、iPhoneは開通手続きが終わっても、WiFiでプロファイルを読み込ませないと通信できないことがわかりました。つまり、一旦自宅に帰るか、コンビニなどのフリーWiFiスポットを利用する必要があります。

結局、勤務時間終わり頃に電話で開通手続きをして、帰宅後自宅のネット環境でプロファイルを読み込んで、開通できました。

ちなみに会社で開通手続きの電話後、しばらくソフトバンクSIMを挿しっぱなしで見ていたら、2時間弱で『圏外』になり、SIMを入れ替えたらすぐにドコモ回線を掴みました。もちろんこの状態でプロファイルを読み込もうとiijmioのツールを起動しても、つながりません。自宅でWiFi経由でプロファイルを読み込まない限り、どうにもなりませんでした。

Android端末だと、手入力で設定できるので、すぐに接続できるようですね。

使用感

iijmioに接続してみての雑感です。

速度

自宅の最寄りではソフトバンクの方が圧倒的に早いです。ソフトバンクが安定して20Mbpsくらい出ている状況で、iijmioでは2Mbps弱から11Mbpsくらいまで変動します。ソフトバンクではYouTubeの動画がいつでも見られる感じでしたが、iijmioでは混雑時間帯では読み込めないこともあります。とはいえ、私は自宅にネット回線があり、出先で動画を見ることなど無いので、困りません。よく使うWEB閲覧では全くストレスがありません。

通話

偶然開通直後に車のディーラーから連絡があったのですが、クリアな音声でこの点はキャリアと代わりありませんでした。

ApplePayなど

ApplePayもモバイルSUICAも問題なく使えました。いわゆるガラケーおサイフケータイなどとは違うので、SIMに依存したいのですね。

総括

いまのところ不便を感じること無く、満足しています。とはいえ今のところコスト面でしかメリットを確認しておらず、これからあちこち出かけた上で検証してみたいと思います。

いまのところ、大手キャリアからの乗り換えは『おすすめ』です。付帯サービスはほとんどなくなり、シンプルな契約になりましたがそれもまた良し!です。

昨年末実家に離れて住む母が、ドコモショップでアホみたいに余計なオプションを付けられ、しかも『いらないなら自分で端末を操作して解約せよ』などといわれ、スマホ一年生の母はまともに端末も操作できず、ドコモIDの意味もわからない年寄りなので解約すらできず、私も離れて住むので電話で話しても相談にも乗れず、結局私が実家に帰省して解約してあげるまで、無駄な出費を強いられたのでした。そのようなアコギな商売をしているキャリアの姿勢を見ていると、これから大手キャリア離れもどんどん進んでいくように思います。近々親のSIMも格安SIMに切り替えてあげようかと思っています。