人力移動Blog

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3月末 東北のヤマメとイワナ(と廃車と)

もうじき桜も咲きそうな3月末、今回は白石川水系の支流をいくつか偵察代わりに開拓してきました。

比較的入渓しやすい川でしたが、先行の釣り人は見当たりませんでしたが、ケモノの足跡が砂地にあったので、念の為熊鈴と熊よけスプレーは腰にぶら下げていきました。

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台風19号はすごかった

全般に程よい深さ、川幅の釣りしやすい渓流ですが、19号の影響で水中に木の枝が沈んでいたり、砂で岩が埋もれていたり、なにより倒木が川にかかり、場所によっては迂回がすごく難しい箇所もありました。水中の岩に引っかかっている木の枝がかなり厄介で、根がかり頻発でミノーは使う気にならず、スプーンとスピナーばかり投げていました。

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まだ活性が十分ではないので流れの中には魚影が見当たらないのですが、落ち込み付近の流れがゆるくて渦を巻いているあたりをみると、魚影もしっかり見えて、キャストさえ決まればかなり数も上げられそうでした。とはいえ、やはり良いポイント=流れ込みには台風19号で倒れた木が引っかかっていたりして、素人にはキャストが難しいので歯痒い思いは何度もしました。

ヤマメとイワナ

まだ3月ですが、気温が高いせいか、積極的なチェイスがみられて、トータルで10匹以上は釣れました。とはいえサイズは大きくても15センチ前後かそれ以下とリリースサイズがほとんどです。極端なものだと、フックを外したら、ランディングネットの網の目から抜けて逃げていくほど小さいのもいました。

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釣れたのは多くはヤマメですが、流れの緩い狭い淵あたりではイワナも釣れて、ヤマメ8イワナ2くらいです。

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川の印象

そこそこ魚影もあり、良い川でした。とはいえ、とにかく台風19号の影響をまざまざと見せつけられました。台風19号がなかったら、もっと釣りやすい素晴らしい川でしたでしょうね。

3月なので入渓しやすかったのですが、夏になると藪こぎは必須で、何より川に架かる橋のように木が倒れている箇所は、草が多い茂っていると迂回するのが相当大変だと思います。ナタとか必須かも。

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4ft台のロッド

今回ロッドを追加購入しました。4ft台のロッドです。年初に導入したRZ542S-Lに引き続き2本目!です。散財ですね…

RZ4102B-UL (渓流域Twitchin'モデル)

本流の方だと年初に導入したRZ542S-Lでよいのですが、川幅が狭い支流では4ft台のほうが何かと取り回しが良く、満足度は高いです。実際、今回の支流は開けてる方であありますが、それでも4ft台の利便性は度々感じました。草が生えてくればなおさらでしょう。

飛距離は5ft台ほど出ないので、本流や開けた砂防ダムを狙うときはRZ542S-L、支流を探索するときはRZ4102B-ULと使い分けていきます。前回の50cmのイワナは4ft台では上げるのがキツイでしょうし…。

廃車

今回の入渓ポイントは支流の入り口付近だったのですが、帰りがけに地元の人に声をかけられ、『この林道を上っていくと、すごくよく釣れるポイントが有る。通れるのでいってみたて!』と教えていただき、せっかくなので次回の偵察も兼ねて行ってみることにしたのですが…

早々に大きな水たまりでスタック、脱輪状態となり、前輪が完全に水に浸かり、ドアを開けたら水が車内に入りました。ロードサービスを呼ぶ羽目になりました。

f:id:yari3180m:20200329170108j:plain 写真は後日撮ったもので、当日は水の上に落ち葉がかぶさっていました。

水たまりは先日台風並みの強風が吹き、落ち葉がらい料に溜まっていて、一見すると道路と区別がつかなくなっていました。そのうえ、落ち葉が水中にも溜まっているので深く見えないのですが、ウェーダーを履いていたので水たまりに入ってみたら、一気に膝まで沈み込みました。

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ロードサービスを呼ぶ決断をしたものの、携帯は林道だけあって圏外、40分くらい歩いて国道まで出て、ロードサービスを呼びました。

幸い1時間くらいでロードサービスさんが来てくれて、林道にもかかわらず、迅速に脱出させてくれました。

ぱっと見で被害状況はこんなところです。

  • カーペット水浸し
  • ドア内側浸水
  • 脱出の際の作業諸々でシートやら何やらに泥が付着

自走できたし、特に深刻に考えることもなく、掃除が面倒だ…くらいの認識だったのですが、帰宅してからが大変でした。

水が抜けない

内張りの下に水がたまり、拭いても拭いても水が染み出してきます。ドアを開けておくと乾くかと思ったら、そんなこともなく、ほっておくとカビやサビも心配ですし、なにより電装系のショートなども怖いです。結局保険会社に連絡の上、ディーラーに持っていくことになりました。

水没=事実上廃車

自走可能=大したことはないともい込んでいたので、内装を剥がして水を抜いてもらうだけだと思ったのですが、車内に水が貯まる=水没ということで、車両としての価値はほぼゼロ、シートより下が濡れたので修理は不可能ではないもの、ハーネスを入れ替えるのに納期3ヶ月くらい、修理費40万弱からというう見積もりとなりました。電装系のショートで車両火災の危険もあるので水抜きだけしてそのまま乗るのもおすすめできないそうですし、修理したとしても、その後何が起きても責任は持たないよという脅し文句の書類にサインが必要だったり、『それって新しい車を帰ってことだよね』な印象でした。

車両保険を使っても代車は1ヶ月くらいしか借りられませんし、泣く泣く車を買い換えることにしました。

次はピクシスメガ

もともと今乗っているヴィッツは荷物の積み込みがやりにくかったり、車中泊できないシートレイアウトが不満でした。ロッドホルダーもかなり装着しにくくて、アウトドアに向かないな、と考えていました。

そんなわけで、次に車を買うとしたら、軽のワゴンがいいなどと思い描いていました。まさか今年買うとは夢にも思わなかったのですが。

お付き合いのあるディーラーがトヨタなので、今の車の保険対応などを頼んでいることもあり、トヨタで買える軽自動車『ピクシスメガ』を選択。もともと目をつけていた『ダイハツ ウェイク』とほぼ同じで、ウェイクの方には釣り仕様もあるくらい、アウトドアには向いています。

ダイハツのウェイクのロッドホルダーはトヨタでも部品として取り寄せられるらしいですが、今のロッドホルダーをそのまま移植をお願いしておきました。

それにしても… 車検を終えたばかりで、スタッドレスタイヤも変えたばかりで、しかも冬キャンプ用にチェーンもいいやつを買ったばかりだったのですが、こんなことならお金をかけなければよかった…と後悔しきりです。その上スタッドレスタイヤもチェーンも、今年は極端な暖冬でほとんど本領発揮できなかったのですけれどもね。

皆様も林道の水たまりはご注意ください。思った以上の深さがあるかもしれませんよ。