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大きく撮りたい:クローズアップレンズ Canon 500D

花が綺麗な季節。GWは故郷で自然を満喫する予定です。

東北の山でも色々な花が楽しめるようになった時期。繊細な野山の花を撮るとなると、『寄って大きく撮りたい。』しかし、手持ちののX-T1とXマウントのレンズたちは、いずれも『寄れない』レンズです。

フジで寄れるレンズというと、XF60mmF2.4 R Macroです。いわゆるマクロレンズですね。しかし近々にフジで新しいマクロレンズが追加されるという噂されており、今は買い時とは言えなくなってしまいました。さらに山で写真を撮るとき、マクロレンズを持って行くというのはどうか…?大荷物になってしまいます。そこで、知人のアドバイスでクローズアップレンズを試してみることにしました。

Canon クローズアップレンズ 500d

今回買ったのは、海外では評判が高いらしい、キヤノンのクローズアップレンズ Canon 500Dです。価格は1万円前後と、安いものでは1000円を切るものからある『クローズアップレンズ』としてはかなり高いのですが、海外ではプロも愛用しているらしく、撮れる画がかなり良いとの評判と、マクロレンズを一本買うよりは遙かに安上がりと言うことで選びました。

ラインナップされているサイズは52mm、58mm、72mm、77mとありますが、使う予定のレンズであるXF18-55m(Φ58mm)と、XF55-200mm(Φ62mm)で併用したいので、サイズは77mmを選択。ほんとうは72mmが欲しかったのですが、58mmと77mmしか在庫に無かったのでした。そのうち大口径ズームを買うかも…などと言い訳をして、77mmを買いました。一緒にステップアップリング(58mm⇒72mmと62mm⇒77mm)も買い、これでXF18-55mmでもXF55-200mmでもどちらでも使えます!

クローズアップレンズはレンズフィルターの一種だという認識だったのですが、結構ずっしりとしていて、フィルターではなく、明らかに『レンズ』です。145g(Φ77mm)ありますから、安めの単焦点レンズより重いです。(XF27mmF2.8が78gです!)

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装着した見た目のバランスは悪くありません。

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ちなみに厚みがかなりある(Φ77mmで13.5mm)ので、既存のフィルターケースには収まりません。上の画像の通り、プラのケースは付いてくるのですが、ステップアップリングをつけると付いてきたケースにも収まりません。そのうちなにか買ってこないと…

500D撮影テスト!

まず室内で三脚にセットし、10円玉をとってみました。

撮影はすべて以下の設定で: X-T1 + XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS、1/10 200mm F8.0 ISO800(AUTO)

まずはクローズアップレンズなしだと、ここまでが限界です。今見たら、毛まで写ってますね。すみません…

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クローズアップレンズ 500D を追加すると、ほぼ画面全体に10円玉を写せます。

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細部を観てみましょう。平等院鳳凰堂の右側の屋根の部分を拡大してみます。図の赤い枠で囲った領域を切り出してみます。

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クローズアップレンズ無しでは、細部はよく分かりません。

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クローズアップレンズ500Dを使うと、10円玉の細かい傷までよく分かりますし、屋根の鳳凰もよく分かりますね。

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三脚を使えば綺麗に取れますが、森の中ではどうか?など、実地で検証しないとまだ判断は付きませんが、楽しみが一つ出来ました! なによりXF55-200mの活用の幅がこれで広がります。

買った物リスト

Canon クローズアップレンズ 500D 77mm

ケンコー ステップアップリング 62mm-77mm