人力移動Blog

登山、シンプルライフ、旅行などなど…

折り畳み自転車購入:ダホン ボードウォーク D7

今年の夏休みは雲ノ平で頭がいっぱいだったのですが、残念ながら天気の巡り合わせが悪く、断念しました。写真もろくに撮れず、予備バッテリーももてあましています。

前半は帰省・お墓参り、後半丸まる1週間の休みで雲ノ平を予定していたのですが、天気の良かったのは前半のみで、後半は台風などで天気が期待できないので中止となりました。

そんなわけで、雲ノ平行きの予算が浮いたので、前々から買おうと思っていた折り畳み自転車を購入しました。Dahon Boardwalk D7 2016 インターナショナルモデルです。

以前ブロンプトンを所有していたこともあったのですが、メンテや値段の高さで活用しきれず手放したのでした。ダホンなら気にせず乗りつぶせるはず…ということで、久しぶりの自転車生活です。

Dahon Boardwalk D7には2種類流通している

ご存じ無い方もいると思うので、一応触れておきます。Dahonの自転車は元々日本の総代理店だったアキボウのモデルと、ダホン本体が販売するインターナショナルモデルがあります。アキボウのモデルの方がハンドルやシートが少し贅沢です。私は好きな色がインターナショナルモデルにしか無かったので、インターナショナルモデルを選択しました。

  • インターナショナルモデル
  • アキボウのモデル

Dahon Boardwalk D7:ブロンプトンと比べて

値段も違うので、ブロンプトンとボードウォークを比較する方はほとんどいないと思うのですが、一応比較をしてみたいと思います。

ちなみにお勧めはどちらかというと、乗りつぶすなら『ボードウォーク』がお勧めです。都会の高級マンションとオフィス(自転車をオフィス内まで持ち込めるような環境)を行き来するような生活ならブロンプトンも良いかもしれません。

ちなみに私は車に積んでおき、旅先の足にすることがメインで、たまに天気の良いときに自転車通勤することを考えています。会社では屋外の自転車置き場なので、高級自転車を置いておくには適していません。

折りたたみ性能

折りたたみの手間はほぼブロンプトンとボードウォークは同等レベルです。コンパクトさも同等。ブロンプトンは荷台に着いたローラーで転がせたりするので、トータルではブロンプトンのほうが折り畳み性能は上でしょうが、折りたたんで車に積んでおく分にはどちらも大差ないです。

全体の作り・工作精度

圧倒的にブロンプトンが上です。ブロンプトンは細かいところまで作りが丁寧ですし、空気入れも着いていたりして、至れり尽くせりです。ダホンはやはり細かいところで作りが雑です。

とはいえ、ボードウォークも全般には値段なりの品質は保っており、不満はありません。むしろ傷つくのを恐れて使い倒せなかったブロンプトンより、気楽に乗れて楽しめます。

通販で自転車を購入すると言うこと(リスク)

※ 以下は品質がどうのと言うより、通販で買った場合のリスクとしてご覧ください。

今回アマゾンの通販で買ったのですが、ブレーキが初期状態でバランスが悪く、常時接触して走行時に抵抗を感じたので、自分で調整しました。

http://www.technical-inc.net/user_data/vbrake.php

この辺は店頭で買えば自転車屋さんが調整して引き渡してくれるのでしょう。値段に大差が無いなら実店舗で買った方が良いでしょうね。ブロンプトンを買ったときには、店で引き渡し前に最終チェックもしてくれましたし、買った後に1ヶ月点検のようなサービスもありました。

通販のリスク例:いきなりペダル交換

ペダルが初期不良で、右側だけ踏み込むとペキペキ音がする現象がありました。音が1回転毎であまりにうるさく、メーカーに問い合わせても時間が掛かるだろうと思い、通販で三ヶ島製作所のFD-7を買っておいたのですが、FD-7が届く前にメーカーから代替品のペダルが届いてしまいました。

ちなみに販売元に問い合わせたら代替品もすぐに届いたし、電話口での対応も良かったです。

  • 元のペダル 219g(1個)

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  • メーカーが送ってくれた代替品256g(1個)

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  • 三ヶ島製作所 FD-7 244g(1個)

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  • 折りたたんだところ

上から純正、代替品、FD-7です。

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折りたたむと、FD-7が少し出っ張りが大きいのですが、私としては許容範囲です。

送ってくれた代替品はダホン純正ですが、元のペダルよりしっかりした作りです。ただし重さもそれなりで、ちょっと重いです。FD-7はさすがに金属製で高級感もあり、回転もスムーズです。重さは代替品より少し軽い程度。

ちなみに、送ってもらった代替品は以下とほぼ同じ物だと思われます(滑り止めの色が少し違う?)。

ペキペキ音はペダル交換をしたら、代替品でもFD-7でも無くなりました。

  • FD-7を取り付けたところ

心なしか、かっこよくなった!(気がします)

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自転車を買って良かったこと:ポケモンGOが捗る

まだ旅先に持って行っていないので、ポケモンGOでのメリットなど。

最寄りのポケストップ消失でしばらくやっていなかったポケモンGOですが、自転車を手に入れ、運動がてらポケストップを回れるようになったので、また存分に遊べるようになりました。ちなみに自転車で走ると移動速度が速すぎて、タマゴが孵らないのですが、徐行していれば大丈夫らしいです。実際、サイクルコンピュータを取り付けて、効率的にタマゴを孵している方もいるようで…。

その他一緒に買ったもの

ブロンプトンを手放したときに、自転車用品も処分してしまったので、また買い直しです。今回はコスト重視で、実用的な物に絞りました。

  • ディスプレイスタンド

飾ると言うより、メンテ用です。オイルやらチェーンの洗浄やらで使います。あるのと無いのとでは大違いです。

  • 空気入れ

フロアポンプというやつですね。ボードウォーク(インターナショナルモデル)は仏式バルブでした。アマゾンで自転車を買うと、初期状態では空気がほとんど入っていないので、空気を入れる必要があります。圧力計付きで値段とアマゾンの評価で決めました。

  • チェーンソルブ

以前はチェーンを綺麗に保つため、ドライタイプを愛用していましたが、いまは実用重視でウェットタイプしか使いません。定番のAZのロードレース用を選択。

  • ペダル:三ヶ島製作所 FD-7

上に書いたとおりペダルを買いました。買ったきっかけは純正ペダルの初期不良ですが、不良が無くても買い換えた方いいと思いました。ペダリングがスムーズで、こんなに乗り心地が変わるとは思いませんでした。

雨はうっとうしい…

そんなわけで、乗ったりメンテしたりで自転車を楽しんでいたのですが、連休後半も雨が多く、自転車も十分に楽しめず、結局憂鬱な日々が続くのでした。

カメラの予備バッテリー

ポケモンGOリリース以来、バッテリー関連株が上がったりしていました。まもなく市販される富士フイルム X-T2もUSB充電に対応していて、モバイルバッテリーが使用できるようです。以前ソニーRX100を使っていたとき、専用充電器がいらないUSB充電機能は旅先でも使えて重宝していました。車で移動中、スマホと一緒に充電できるのは便利ですよね。

残念ながらX-T1はUSB充電に対応していません。ミラーレスの弱点はバッテリーが持たないこと。そして純正バッテリーは高い…。というわけで、これまで二個のバッテリーで回していたのですが、やはり充電器を持って行けない山行では予備バッテリーがもっと必要です。

そんなわけで、互換品のバッテリーを買ってみました。ロワジャパン製のバッテリーで、2個セットで1980円です。純正なら一個5500円くらいで、半額以下でおさまる互換品は魅力的です。ちなみにAmazonマーケットプレイスで割引で売っている『純正バッテリー』は概ね偽物だとおもって間違いないはず。安売り品の偽物を買うくらいなら、最初から『互換品』を安く買った方が良いでしょう。

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一応、本体付属と予備で合計2個の純正バッテリーを持っているのですが、そのうちX-T2に買い換えたら、純正バッテリーもNP-W126Sとモデルチェンジすることになります。NP-W126Sはいまのところ7000円以上するし、こんなタイミングで今更純正バッテリーを買い足す気にはなれませんでした。

雲ノ平で3泊4日過ごしても、とりあえず6個のバッテリーがあればなんとかなるでしょう。ロワジャパンの互換バッテリーは一応、互換品の中では定評もあるし、純正よりも安いので、私のように旅行でひたすら『数が欲しい』場合にはお勧めできるかと。

ちなみに、純正充電器で充電でき、1個使用した限りでは使用時間(シャッター数)も純正と大差ありませんでした。もうちょっと使ってみて、改めてレビューしたいと思います。

…それにしても、NP-W126とNP-W126Sを仕様で見ると、要領も一緒で差がよくわかりませんね…。

仙台七夕

今日は待望の『夏休み山行』用に登山靴を新調するため、仙台まで繰り出しました。

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やはり地元出身ではなく、しかも独身ともなれば世間に疎く、実際に仙台に着くまで仙台七夕をやっていることすら現地で知る始末…。

仙台駅では案内ブースにはボランティアが常駐し、ゴミ拾いなど清掃活動もしていて、なにやら今年はずいぶんと気合いが入っている様子でした。

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靴を買ったら荷物になるので、店には直行せず、商店街の七夕飾りを先に見て回ることにしました。

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商店街はお客で密集し、吹き流しがちょうど頭の高さまで垂れ下がっているので、余計に人口密度の大きさを感じます。

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商店街でもちょっとした出店がでていたりして、いつもと違う待ちの印象は新鮮でした。

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とはいえ…私にとって、夏の祭りと言えば『弘前ねぷたまつり』です。ヤーヤドーのかけ声で町内を練り歩き、太鼓の音に飼い犬は怯え、ネコは行方不明になる、あの勇壮な祭りを経験していると、仙台七夕は何を楽しみにすればよいのか、正直わかりません。実際行ってみても、混んでいるだけで、今回のように第一目標が買い物だと、むしろ邪魔でもあります。

駅で青森ねぷた弘前ねぷたのポスターを見かけ、最終日が今日8月7日であることに気付き、『また今年も見られなかった…』とがっかりするのでした。ねぷたは8月初旬、ことしは8月1日〜7日まで。私が帰省するのはお盆前後の夏休みなので、社会人になってから一度も見ていないのです。むしろ私の同僚から『見に行ってきた』と聞かされたりして、悔しい思いをしたことも。宮城からなら青森に行くのは『旅行』ですが、私は毎年実家が青森県で、ねぷたが終わったお盆に帰るので、その直前に青森に行くのはとても非効率なんですよね。

一旦しっかり計画を練って、『行く!』と決めないといつまでも行けないのは、海外旅行や登山のアルプス遠征と一緒かもしれませんね。

新種のポケモン?

しばらく和が自宅周辺はポケスポット消滅により、ポケモンGO強制引退状態だったのですが、アップデート後ポケストップが復活、なんとか続けられそうです。

とはいえ田舎なので全く進捗していないのですが、近くの城跡がポケストップが複数合って、人気スポットとなっている様子。夏休みの山行を控え、トレーニングがてら歩いて行ってみることにしました。

時刻は22時前。着いてみると、普段夜間には一台も車が止まっていない駐車場が満車で、思わず笑ってしまいました。

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ポケストップはルアーモジュールがし替えてあり、駐車場の周りにはおこぼれに預かる学生たち…。ゲームでここまで変わるのですね。

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帰りに城跡の森の中を歩いていたら、中学生くらいの集団がウロウロしていて、ポケモンGoをやるには場所も離れているので何かと思ったら、手に持っているのはスマホでは無く虫かごでした。どうやらカブトムシやクワガタを取っているようで…。私も彼らと同じ年頃の時、周りがだいぶ色気づく中、釣りや虫取りに明け暮れていたものでした(おかげで未だ独身なのですが)。

私もついつい昔を思い出し、ポケモンGOそっちのけで木を一本一本照らしながら歩いていたら、大量のカブトムシが集まっている木を発見!一匹単位でたまに見かけることはあっても、大量に密集しているのは子供の頃以来です。

カブトムシゲットだぜ!

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私が小学生の頃、通学路でクワガタを見つけると、帽子の中にクワガタを押し込んでそのままかぶって(通学中は虫かごなどが無いのでこうやって持って行くしか無いのです!)学校内でトレードしたりしていました。大量のカブトムシを前にすっかり脳内が小学生〜中学生モードになってしまい、ポケモンGO用にバッテリーを入れていた鞄にカブトムシを3匹ほど押し込んだところで我に返り、全部リリースしたのでした。

ポケモンGOより実際の自然に触れて欲しいとか、色々批判もあったりしますが、こうしてポケモンGOでカブトムシ捕獲ポイントを見つけることが出来たのでした。

ポケモンGO 強制引退?

ここしばらくポケモンGOが健康管理を兼ねた夜の散歩の楽しみだったのですが、どうやら早くも強制引退させられそうです。

先週・先々週は出張続きで何度も都内に行ったり来たりでしたが、やはり都会は便利です。都会ではポケストップが大量にあって、数歩で歩ける範囲で次々とモンスターボールが入手できるのですが、田舎ではあっという間にボール切れで、歩ける範囲にある唯一のポケストップまで行くのが面倒でした。

さてそんなささやかながらもなんとかポケモンGOを楽しめていたのですが、昨夜当たりから唯一のポケストップがマップから消えてしまいました。自宅に板状態でマップを360度見渡すと、遠いのですがいくつかのポケストップが見え、ジムも三つほどあったのですが、すべて消滅してしまいました。ポケストップが無くなったためか、ポケモン自体も全く発生しなくなってしまいました。

最初はバグかサーバートラブルかと思ったのですが、どうやらそうでも無い様子。他にも同じような地域もあるようなのですが、自治体レベルでクレームでも入れたのでしょうか。なんにせよ、寂しくなりました…

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CreativeCloudのダウンロードコードを買ったら有効期限を確認しよう

CreativeCloudフォトグラフィプランが先日30%引きのセールをしていたので、コード1年分を買い足しました。コードは『引き替え(認証)』を実行すると、アカウントの有効期限が延長される仕組みです。たとえば現在1年分の有効期限があり、1年分のコードを買い足せば有効期限が延長されて2年分になります。

ところ有効期限の処理でトラブルがあり、延長にならずに新規契約扱いになってしまい、既存の有効期限が無視されてしまうトラブルがありました。

ダウンロードコードの『引き換え(認証)』と有効期限を確認

ダウンロードコードを購入したら、Adobeのサイトでコードを引き替え(認証)します。

creative.adobe.com

引き換えの際には『3. メンバーシップを自動更新する』は実行しないようにしましょう。ここでクレジットカードを登録してしまうと、次回以降カード契約で自動更新されてしまいます。

引き換えが完了したら、メールで連絡があり、メールに記載されている有効期限が確認できます。

さて、そのメールに記載されている有効期限ですが、私の有効期限が『きっかり一年後』になっているではありませんか。私は有効期限が10ヶ月以上残っている状態で買い足したので、これはおかしいです。

サポートに連絡

購入して、有効期限がおかしいことに気付いたのが深夜だったため、サポートに問い合わせできず、翌日出張のさなか、スマホでチャットを使って問い合わせる羽目になりました。

Adobeのサポートは以下のような方法があります。

  • 電話(有料)
  • チャット(無料)
  • ユーザーフォーラム(無料だが今回のような事例には意味が無い)

電話は繋がりにくいし有料です。スマホでもチャットが機能することが判ったので、チャットで問い合わせてみました。

チャットで聞かれたことは以下のような内容です。

  • 有効期限はどこで確認したか?(→届いたメールとアカウントの表示画面)
  • アカウントの有効期限表示はスクリーンショットで撮れるか?(→スマホなので添付できない)
  • 登録コードを送ってください。(→Amazonの管理画面からコピペして送付)
  • 前回ダウンロードコードを購入したのはいつ?(→前回の認証したときのメールの日付)

自前のPCなら苦労しないのですが、スマホで調べるのは大変でした。ダウンロードコードはAmazonで買ったので、Amazonのサイトからコピペしてチャットでサポートに伝えたのですが、スマホの画面だとAmazonのサイトでダウンロードコードが表示されません。デスクトップ用表示に切り替える必要があり、色々と手間取っているうちにサポートのチャットが終了してしまい、またイチから問い合わせすることになる始末。

結果としてAdobe側のミス(トラブル?)らしく、有効期限を直してくれるそうですが、さすがに今回の件は面倒でした。

鳥海山:ポケモンはいないけれど、よい山

雨続きで今年の7月は一度も山に行けないのではと思いましたが、ようやく週末に晴れの予報。しかも太平洋側は雨または曇りで、日本海側が晴れ。これは鳥海山に登るべきだということで、登ってきました。

ポケモンゲットしながら鳥海山へ。

深夜宮城を出るときは小雨がぱらついていましたが、笹谷ICを過ぎて山形川に入ると雨は上がり、次第に空が明るくなっていきました。

週末にポケモンGOが日本でもリリースされましたが、富士山の山頂にも「ポケストップ」があるらしいということで、鳥海山でも見つかるかもと思い、私もスマホポケモンGOをインストールして出かけました。

途中のSAや道の駅では、明らかにポケモン狙いのスマホをもった人々がウロウロしていました。酒田で下道におり、鳥海山に向かうまでは『道の駅 鳥海』と、『国民宿舎太平山荘』の2箇所がポケストップでした。

運転中は当然ポケモンを捕まえることが出来ませんでしたが、危うく飛び出してきたカモシカと衝突しそうになりました。

鉾立は車で一杯

今回は久しぶりということもあり、定番の鉾立ルートを選びました。鉾立ビジターセンターに付いたのは5時半を回ったところでしたが、既に駐車場は7割埋まっており、この時間にこんなに混んでいるのを見たのは初めてでした。梅雨で中々登れずにいた登山者たちが、久しぶりの快晴で殺到してきたのでしょう。

ビジターセンターはポケモンGOのジムになっていましたが、さすがにリリース翌日の山の中だけあり、まだ誰にも押さえられていないようでした。

駐車場で何匹かポケモンを見つけることが出来ましたが、メインは山登りであり、ポケモンではありません。そろそろ出発です。

いざ出発

登山届けを記入し、いざ出発です。駐車場から既に山頂がはっきり見え、景色も期待できそうです。

昼の月を横目に見ながら登り始めます。

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登山道入り口にあるTDKの山小屋『東雲荘』と、その先にある見晴台の2箇所が『ポケストップ』です。見晴台の方は位置がずれており、見晴台にいるとポケストップにアクセスできず、やや離れなくてはなりませんでした。

登山道にすらポケストップがあるのなら、山の中でポケモンを捕まえられるのではとおもい、スマホポケモンGOを起動したままにし、モバイルバッテリーまで持っていったのですが、結局2箇所のポケストップまでが『限界』で、そこからさらに登っていくとポケモンは一切発生せず、電波が圏外になりポケモンGO自体が起動できなくなってしまいました。

ARで鳥海山をバックにポケモンを捕まえた写真を撮りたかったのですが、無念です。

朝日が目にしみる

私は毎回日帰り登山では、夜明け頃から山に登り始め、昼前後には下りてくるようにしているのですが、写真を撮るようになってからというもの、ちょっと時間をずらした方が良いのではと悩んでいます。朝早いと、太陽の位置が低すぎて、写真撮影に全く向かないのです。今回も登りでは快晴にもかかわらず太陽光のコンディションが悪すぎて、下山の時に取り直そうと思っていたのですが、昼過ぎにはガスが掛かってきて、何も見えなくなってしまったのでした。

写真メインなら、山頂に立つことより写真を優先した方が良いのかもしれませんね。

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花は一ヶ月ほど時期がずれている?

登り始めてすぐ、ニッコウキスゲの鮮やかな黄色が目に入ってきました。今年は雪がとても少なく、いつもは雪が多く残り、雪解け水が川のように流れている『賽の河原』が、今年はすっかり雪が無く、水もほとんど流れていませんでした。

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海と山

私は鳥海山が一番好きで、特に気に入っているところは、登っている間、常に景色が良いことです。振り返ると酒田・にかほの海が見えます。

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花の山

イワカガミが沢山咲いていました。

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チングルマの穂が輝いて見えました。

チングルマの穂

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鳥海湖

ことしは鳥海湖の水量も少ないようで、例年より一回り小さく見えました。

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チョウカイアザミがちょっと毒々しく。

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ヨツバシオガマは鮮やかに。

ヨツバシオガマ

これはいまいち何の花か判りませんでした。

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クルマユリ

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御浜

鳥海湖を過ぎ、御浜あたりにくると、山頂が堂々と見えてきます。

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山頂をパノラマで。

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イワベンケイ

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七五三掛

今年は登山道の整備が入ったようで、千蛇谷コースと外輪コースの分岐が全く新しくなっており、木道が出来ていました。

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ちなみに木道を上がると、もともと千蛇谷コースへ下りるコースがまだ残っているので、私もそこから下りる物だと思い、千蛇谷コースへ下りてみると、なんと千蛇谷コースと外輪コースの分岐は上に作り直されており、ハシゴ場も無く階段で下りてこれるようになっていました。間違えないようにしましょう。

千蛇谷コース

雪が少なく、ずいぶんと雪渓が『痩せて』見えました。

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千蛇谷では例年なら山頂直下まで雪渓を歩けましたが、今年はほぼ最初から夏道を行く人がほとんどでした。下山は雪渓を行く人が多かったです。

千蛇谷までは快調に飛ばした私も、しばらく登るとだいぶ疲れてきて、休み休みでゆっくりとしか登れませんでした。

だいぶ健脚のおじいさんおばあさん方にぬかされ、ようやく山頂小屋へ。

地域の小学生の団体さんで一杯でした。こんな良い日に登ったら、ヤマが好きになるのでは?

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かなり暑く、水が足りなくなりそうだったので、ついつい小屋で一つ500円のポカリスエットを二つも買ってしまいました。

山頂へ

小屋から山頂までもう一踏ん張り登らなくてはなりません。垂直に近い岩場を一気に登ります。

上から小屋を見下ろすとこんな感じ。

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登り切ると切り通しがあり、その先が山頂です。RPGの世界のような、特徴のある山頂で、こんな大冒険的な山頂は南北アルプスにもありません。

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山頂側から切り通しを見るとこんな感じ。

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山頂です。だいぶ人が多く、狭い山頂は並ばなくてはなりませんでした。

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山頂からの眺めをどうぞ!!

外輪も人出が多い様子。

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山頂から見る日本海

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ちなみに、山頂でもポケモンGoを起動してみましたが、電波をつかんでもポケモンは一匹もおらず、残念でした。

下山

お昼過ぎには下山を開始。一気にガスッてきました。

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鳥海湖まで下りてくるころには頭の中は『コーラ』と『ガリガリ君』で頭がいっぱいになり、走るように下りてきました。

ガスっているのもありましたが、登りの時に帰りに撮り逃した花などを撮っておこうというのはすっかり頭から抜けてしまっており、ガリガリ君ソーダ味を食べることだけを考えていました。

もちろん、下山後コーラとガリガリ君を味わい、温泉で汗を流して帰途につきました。下山後すぐに温泉に直行できるのも、ガリガリ君を味わえるのも鳥海山の良いところです。

ちなみに、鳥海山を下りて大物忌神社に寄ったら、神社がポケストップになっていました。ちなみに鳥海湖山頂=大物忌神社山頂本殿はポケモンの一匹もいませんでしたが。

鳥海山のお勧め…

初めての鳥海山なら、もちろん鉾立ビジターセンターから上るコースがおすすめです。食堂など設備もあり快適で、景色も今回ご紹介した通り美しいコースです。

七五三掛から千蛇谷コースと外輪コースの分岐ですが、これは目的に応じて選ばれると良いでしょう。

鳥海山は昼前後からガスって来ることが多く、山頂からの眺めを優先するなら、最初に千蛇谷から山頂へ向かい、その後外輪に行くのが良いと思います。

逆に外輪から鳥海山山頂を写真に捉えたいなら逆でも良いです。