自衛隊の桜祭り: 老兵には桜が似合う
毎年地元の船岡駐屯地では、お花見シーズンに創立記念行事を開催しています。正式名称は『陸上自衛隊船岡駐屯地創立記念行事』ですが、地元民には『自衛隊でやっている桜祭り』といった認識です。いままで何度も前を通りかかったことがあるのですが、初めて中に入りました。
陸上自衛隊船岡駐屯地
船岡駐屯地は、施設部隊の駐屯地なので、派手な装備(10式戦車とか、パトリオットミサイルとか…)は無く、装備品の大半は土木関連の『建機』で、建築会社の現場事務所の巨大版といった感じです。しかし施設部隊という特性上、東日本大震災の時には大活躍でした。震災の時に船岡駐屯地の自衛隊が24時間体制で働いているのを見ると、心強さを感じたものです。まさに『無くてはならない』存在なのです。
74式戦車
施設部隊でも一応戦車はあります。74式で私より年上ですが、古くても戦車は一番人気で、子供たちは大喜びです。試乗も出来るのですが、早々にチケットがはけてしまいました。
桜に戦車。相反するような組み合わせですが、意外と似合いますね。老兵と桜の日本画を見たことがあるのですが、なんとなく同じような印象です。
アクティブ型赤外線暗視装置です。使用中に正面に立つと低温やけどするとか。
『エンジン運転中変速レバーを中立位置で操向ハンドルを操作すると車体は超信地旋回する。』そうです。
艀(はしけ)
水際機雷敷設車の訓練などで使う池には艀が設置してあり、会場を横切ることが出来ます。
94式水際地雷敷設装置
水陸両用車だと思って案内看板を見たら、『94式水際地雷敷設装置』とのこと。機雷設置車ですね。こちらも試乗が出来るのですが、会場の9時過ぎにはチケットがはけてしまったようです。
あまりたくさん乗せられないようです。
klx-250
さすが自衛隊、カワサキか!とおもったら、ホンダも納入しているようですね。ずいぶんピカピカだな、と思ったのですが、後ほど訓練展示で登場しました。
96式装輪装甲車
訓練展示
会場を見て回っていたら、ブラスバンドの音が聞こえてきたので、メイン会場へ。音楽隊の演奏に合わせて、隊員たちが整列していました。
最初は観閲式で、お偉いさんの挨拶と、基地の司令官の観閲です。
星二つなので、将補ですね。
国旗入場です。国旗にはきちんと銃剣付きの銃を持った兵がついていました。
式典が終わり、隊員たちが退場。式典そのものよりも迫力がありました。
訓練展示
いよいよ訓練展示。施設部隊なので、展示車両は建機中心なのですが、訓練展示は自衛隊らしい、先頭車両でした。
カワサキのバイクが登場、華麗にジャンプを決めた後、バイクを倒して戦闘態勢。 X-T1ではジャンプはとらえられず…
ヘリ降下。滅多に使わない連射切り替えに戸惑い、降下はとらえられず…
画面に映っている白いのは桜吹雪です。
戦闘ヘリによる支援射撃
輸送ヘリから支援射撃
会場の真ん中に注目していたら、突然の轟音。榴弾砲の射撃が始まりました。 中央の会場には耳をふさげの案内があったようですが、脇から見ていた私たちは知らなかったので皆びっくり。
地雷原処理車
いよいよ戦車が登場。老兵とはいえ、戦車はやはり迫力があります。10式・90式、そして74式と、3世代前の戦車ですが、登場すると会場が沸き立ちました。
適を殲滅した合図の煙が出て、展示終了です。連射に手間取ったり、望遠レンズの『長さ』が足りなかったり、標準レンズとの入れ替えに手間取ったり。やはり標準・望遠の2台同時が良いですね。色々反省(物欲?)がありました。
桜も良い
公園の桜と違い、手元まで綺麗に咲いていました。
その他
やはり自衛隊のイベントのように広い会場では200mmでは足りません。もう一つ上のクラスが欲しくなります…
いつか絶対買う!と思うものの、なかなか踏み切れず。
本体の方も、たぶんX-T2が出たら買い足して、2台態勢が目標です。