雪降る弘前、大晦日の散歩
大晦日、雪の中を弘前城まで散策してきました。
もともと冬の弘前城公園を撮影しながら歩いてみたかったのですが、長らく機会がありませんでした。学生の頃は毎日歩いた弘前城公園ですが、大人になってふるさとを離れてからは、あまり縁が無いのです。
以下撮影は全て 『 X-T1 + XF35mm F1.4 』です。
弘前城公園
弘前市役所側の、市立観光館地下駐車場に車を止めて、追手門より城内へ。
お堀(外堀)は桜の季節が一番美しいですが、雪の季節も風情があると思いませんか。
20年前くらい昔、毎日のように歩いていた頃から風景はほとんど変わりません。歴史がある公園なので、当たり前と言えば当たり前ですが。人通りの多い公園ですが、雪のためか散策する人も少なく、撮影はしやすかったです。
若い頃は毎日通った弘前城公園。数え切れないほど歩いたのに、印象は薄いです。実際のところ、通学路の『道路』という認識でしかありませんでした。何しろ、整備されてきれいな公園ではありますが、若者が喜ぶような施設があるわけではありませんでしたから、通り過ぎるだけの存在だったのです。おっさんになった今は、若い頃というか、懐かしい故郷の象徴として、愛おしい存在です。まぁ、勝手なモノですね。
弘前城の特徴は櫓もたくさん残っていること。
内堀もきれいですよね。
城内、天守閣付近の本丸へ。
弘前城と言えばここ、というくらい有名な、天守閣と桜を合わせて撮れる撮影ポットですが、あるべきところに天守閣がありません。
そう、天守閣は『曳屋』工事中で、10年間の修理に入ったのでした。
パノラマで撮ってみました。右側の天守台から、左側へ天守閣を曳いて動かしたのです。
日本全国、あちらこちらで文化財の解体修理をしていますよね?不思議と重なる、そんな時期なのでしょうか。
帰りに東門に向かった時に見た内堀です。
サンザシかナナカマドか。よくわかりませんが、雪の白と赤い実のコントラストはきれいだと思います。
岩木山神社
今日は大晦日、明日は初詣で賑わうであろう、岩木山神社です。初詣期間中は車がごった返して近寄るのも大変でしょうから、今日のうちに見ておくことにしました。
晴れていれば岩木山が境内から真正面に見えるのですが、生憎の雪で見えません。でも、風情はあります。
普通は手水鉢が置いてあるだけでしょうが、岩木山神社は盛大にわき水が流れているのです。ミネラルウォーターを無料で流しているようなモノでしょうか。もちろん、飲むことができて、汲んで持って帰る人もたくさんいます。
大晦日でも散策している人はそこそこいましたが、明日0時前後からは人がごった返すのでしょうね。雪が凍って足下がツルツルでした。行かれる方は、滑らぬようにお気をつけて参拝してください。
なんとなく、青森県、それも津軽の風景には明るい晴れ晴れとした景色より、重苦しい雪景色が似合うように感じるのは、繰り返し聴かせられた、演歌の刷り込みでしょうか、それとも私の青春時代が暗かったからでしょうか…?
その他
今回、無理矢理 XF35mm F1.4ですべて撮影しました。雪のためにレンズ交換の余裕が無かったのもあります。しかしこれだけ雪が降ると、防水のXF35mm F2.0WRがほしくなってしまいますね…。元々欲しいのですが、今は23mmとか、別の画角のレンズを優先したいところです。
困ったことに、キャンペーンで3000円引きクーポンまで。ちゃんと我慢できるでしょうか!?