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白石城、大河原一目千本桜・船岡城址公園 桜咲き始め!

白石城と、大河原一目千本桜・船岡城址公園を散策してきました。白石城は5分咲き、一目千本桜と船岡城址公園は咲き始めといったところです。

白石城

今朝は久しぶりにカラッと晴れて、写真を撮らねば!といった気にさせる、良い天気でした。起きてすぐ、布団を干して、そのまま車で白石城へ。本当は遠出したかったのですが、車のリコール対応で午後に予約を入れてしまったため、午前中が勝負です。

白石城は何度も近くを通っているのに、始めての訪問です。

白石へ向かう途中、蔵王連峰が綺麗に見えました。不忘山・屏風岳がくっきりと見えます。いつも車を止められる場所ではなく、ほとんど写真に収めたことのない構図です。今日は午後車を修理に出したらゆっくり歩いて散策する時間があるので、後で撮ろうと誓いました(そして失敗するのですが)。

白石城

宮城県白石市にある城跡です。白石城は別名『益岡城』とも言い、城址周辺は益岡公園と呼ばれています。 仙台藩伊達氏の支城として用いられた城で、一国一城から例外とされたので、このお城周辺も仙台藩の範疇で独立の国ではありません。

白石城の桜

駐車場に車を止めて、お城へ。早速桜が目に付きます。もう咲き始めているのか、とちょっとはやる気持ちを抑えて、シャッターを押します。ファインダー内水準器内蔵のカメラなので、なんとなく水平を保とうと、息を止めてしまって苦し紛れにシャッターを押してしまい、結局水平が取れていなかったりしてどうしたものかと思います。

桜は五分咲きといった塩梅です。 f:id:yari3180m:20150405035221j:plain

老紳士がフィルムカメラを片手に散歩していたのですが、手慣れた感じでカメラを構えて撮影をしていて、その紳士が撮影したポイントに立ってみると、なるほどいい構図です。写真は機材だけではないのだなぁ、まだまだ勉強だと思いました。

お城について、早速定番の構図『お城と桜』を撮影しようとカメラを構えると、キットレンズの『EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS』では天守閣が全く収まりません。星撮り用に買った『Tokina AT-X 116 PRO DX II 11-16mm F2.8 』に交換してみると、天守閣全体がしっかりと構図に収まります。こういった建物を下から見上げるときは、広角レンズが面白いですね。

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お城は入場が有料だったのですが、うっかり財布を忘れてきてしまい、入場できずにお城周辺だけを歩いてきました。船岡城址公園が無料(天守閣がないからかもしれませんが)だったし、近所ということで、あまりお金のことに気が回りませんでした。

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そういえばちゃんとした一眼レフを持っている人たちは、三脚をカメラにつけたまま、一脚のようにして持ち歩いていました。たしかにそうすれば構図をしっかり狙えそうです。私もカーボン三脚を持ってきていましたが、車に積みっぱなしでした。せっかく道具を買っても、使い慣れていないと活用できませんね。ちなみに買った三脚は『Manfrotto Befree カーボン』です。軽量で使い勝手が良く、カメラバッグに刺して運んでも苦になりません。私はカーボンにしましたが、アルミの方は持ち歩く嘔吐の三脚では定番中の定番で、値段も手軽なので、使い倒すのにちょうどよい、最初に買うのには最適な三脚です。私は山にも持っていくのでカーボンにしましたが、アルミでもよかったかな?

帰りに生垣など見ると、けっこう撮影ポイントも多そうです。白石市内は特に用事もなく、車で新幹線駅に行くときに白石蔵王駅を利用する程度で、全く縁がありませんでした。もうちょっとちゃんと見てみたい、と思えるようになりました。

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大河原一目千本桜・船岡城址公園

お城に入場できぬまま一旦自宅に帰り、ディーラーに車を預けて白石川河川敷へ。

早速朝「撮ろう!」と誓った蔵王連峰が見えるスポットへ。ところがすでにお昼過ぎの時間帯で、水蒸気のためか天気はいいのですが、山の輪郭はボヤけてしまっていました。『究極超人あ~る』でも光画部時間などという曖昧な時間を採用していても、光線の具合が大事なので撮影に行くならピッタリ時間厳守でしたね。

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気をとりなおして河川敷を散策します。

桜祭りのメイン会場は屋台の準備が進んでいます。

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白石は五分咲きでしたが、白石から車で30分程度のこの大河原町はまだ咲き始めです。ちょっと北上するだけで違うんですね。

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歩いていたら、河川敷を猫が横切って行きました。猫が行った方向を見てみると、猫がおじいさんの後をついて行っていました。なんとなく微笑ましい感じです。

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花見に備えて、ボランティアがゴミ拾いしており、草も刈られているのでスッキリと見通しが良いです。私の勤務先にもボランティア要請があり、社員が出たはずです。それにしても残念なのは、河川敷は町民農園で貸し出されており、畑になっているのですが、発泡スチロールの箱や、汚い壊れかけのプラケース、農薬の袋などが乱雑に積まれており、見栄えが悪いことです。市町村の専有スペースではないので、手を出せない場所は本当に汚いです。これは個人の家の敷地などにも言えるのですが、家の玄関先が綺麗でも、道路から見える家の軒下などは不用品が乱雑に放置されています。どうして日本はせっかく良い自然環境があるのに、台無しにしてしまうのでしょう。各個人・家庭が景観保護につとめれば、それだけ地域の価値が上がり、自宅の財産価値も高まるでしょうに、と思います。この点は私の親戚の建築家も嘆いており、かつて茅葺屋根が美しい農村風景として写真誌に特集が組まれた村も、今ではバラバラな色の屋根、統一感のない家のデザイン、庭先で朽ち果てる乗用車、遠くからでも目立つ色のプラ容器…。景観の保護に対する意識の薄さは日本人の悪いところと言えます。 f:id:yari3180m:20150405035526j:plain

船岡城址公園に近づくと、橋ができた今でも撮り鉄さんがいました。

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千桜橋は白石川と船岡城址公園を結ぶ最短距離に、東北本線をまたいで掛かっています。大河原原駅と船岡駅であれば船岡駅寄りに位置します。

船岡城址公園の樅の木付近の展望台からみた蔵王連峰です。先ほど撮った構図より視線が高い分いい構図です。でも水蒸気でボケボケです。

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お城の駐車場は町の職員さんがガイドマップなどを配って頑張っていました。以前はこの辺も、ドロドロの足場で観光資源価値がほとんどありませんでしたが、開発した成果が出ているようです。あとはお花見以降、どう活用できるかでしょうか?1年に一回だけでは元を取るのに大変そうですから。

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船岡城址公園から下道に降りると、マフラーを改造したやかましいバイクが走っていました。暖かくなると出没します。今時珍しいですが、勘弁して欲しいですね…