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ビーン・ブーツのカスタマイズ

蒸し暑い上に体調が悪く、何をやっても根気が続きません。こんな時に悪い友人がいたら、薬物にハマったりするのでしょうね。私は酒と煙草を断って数年ですが、今でも疲れていると、ここに酒があったら、タバコがあったらと思うことがあります。酒で一時的に気を紛らわしても、結局は余計つらい思いをするだけなので、なんとか耐えています。

そんなこんなで折角の休日も山にも旅にも行けず、鬱屈して休みが終わりそうだったので、せめて仕掛りの作業だけでもということで、L.L.Beanの『ビーンブーツ』をカスタマイズしました。

ビーン・ブーツ:好きだけれど…

梅雨時や冬場積雪期でも歩け、軽くて扱いも楽なビーン・ブーツは旅向きで私も気に入っていました。ところがある時期から突然『くるぶしが必ず血まみれになる』というひどい状況に悩まされ、合わない靴はどうしようもないので、捨てるしか無いかと思っていたのですが、踏ん切りがつかず靴箱にしまいっぱなしにしていました。

ビーンブーツの構造と脚との相性

ビーンブーツはいわゆるゴム長靴を、くるぶしまでの高さでカットして、それより上の紐で縛る部分を革で作り、縫い合わせた構造です。いわゆるゴム長のすごいものです。そのゴムの部分がくるぶしの直下なので、歩くたびにくるぶしに当たり、血まみれになってしまいます。

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ちなみにくるぶしがあたるのは、足の外側のみで、内側は当たりません。考えたくないですが、あたる理由はおそらく私がO脚気味なためだと思います…。

対策

構造的な問題なのでどうにもならないと諦めていたのですが、買ったものの気に入らずに使っていなかった革の財布 ナチューラヌメ革Lファスナーを捨てようかどうしようか悩んでいたら、中のコインケース部の革がちょうどゴムの部分に張ったら良い事に気づき、早速解体してしまいました。

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ちなみにこの財布が気に入らなかった理由ですが、土屋鞄はエイジング(使い込むほどに味が出る)を強調していますが、実際には皮が分厚く塗装されており、何年使っても汚れてびんぼくさくなるだけで、いわゆる味が出るということはありません。5年?くらい前にもらったヌメ革名刺入れも買った時と同じ色合いで、人工皮革かと思ったほどです。

ボンドでゴムの縁の部分を覆うように革を貼り付けたところ、見事くるぶしにあたる現象は解決しました。

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薄くしなやかな革なので、よく馴染んでいい具合です。エイジングしない土屋鞄の財布も無駄になりませんでした。土屋さんはいっそ素材の革を切り売りすればと思います。