人力移動Blog

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昭和の音

懐かしい音を聞きました。わが町だけ昭和に戻ったようです。

風呂あがり涼みに近所のコンビニまで歩いていると、駅前のロータリーにパトカーが赤色回転灯をつけて止まっていました。

事故でもあったのかと見回してみるも、特にそのような気配は無し。なんだろうと横断歩道を渡ろうとすると、目の前を甲高い排気音を立ててバイクが突っ切っていきました。昔懐かしくも嬉しく無い、燃費効率の悪い改造マフラーの排気音です。

パトカーがいるのにようやるわ…と思いつつ、道路を渡ってコンビニに向かい、ふと駅脇の駐車場を見ると、若者が沢山たむろっていて、どうやら先程のバイクはそこから出てきたらしく、いわゆる警察の動きを偵察する斥候みたいな役目のようでした。要するに駅前で暴走族の集会が行われようとしていて、パトカーはその連中を牽制するために陣取っているのでした。

ここ数年、夏になると夜中に暴走族のような連中がうるさくて困ります。今夜のように梅雨時の暑いけれど気温より湿度が嫌な夜は、窓を開けて風を通したいところですが、窓を開けるとバイクの音がうるさくて辟易することもしばしばです。見た目は昭和型の暴走族と異なり、服装は特攻服ではなく普通の服装で、バイクも幾分大人し目のデザインですが、集団で走って迷惑をかけるのは昔も今も変わりません。

よくわからないのは、この街に引っ越してきた5年前くらいには暴走族を見かけなかったし、集団での走行もなかったという点です。ここ数年で結成されたのでしょうか。私のイメージでは暴走族は昭和の昔から続いている団体が、ごくわずかにほそぼそとやっているイメージだったので、新たな組織が生まれてくるというのも信じがたいのですが、実際居るのを見ると納得するしかなさそうです。

それにしても、ガソリン代が160円を超え、若者のバイク離れが進む現在、暴走族が新たに発生するなんて、この町も田舎だな〜と思う今日このごろです。