人力移動Blog

登山、シンプルライフ、旅行などなど…

男鹿半島 真山神社・なまはげ館・男鹿水族館GAO

GWも帰省です。いつもどおりの東北道北上ではつまらないので、日本海側を秋田周りで行きました。

秋田というと、内陸の角館、日本海側の男鹿半島が思い浮かびます。内陸はだいぶ前に、秋田内陸縦貫鉄道に乗りたくて、角館経由で弘前まで行ったことがあります。そんなわけで、今回は今まで行ったことがない、男鹿半島経由を選択しました。

東北道に一旦乗り、北上まで北上して秋田道へ。途中のSAでは、標高が高いせいか、桜がまだ咲いていました。もうちょっと今年の桜の開花ペースが遅ければ、角館-弘前の鉄道の旅をチョイスしていたのですが…

男鹿 真山神社なまはげ

昭和男鹿半島ICで高速を降り、男鹿半島に向かいます。最初の目的地は、男鹿半島といえば、なまはげであろうということで、真山神社と男鹿なまはげ館です。

途中海沿いを走り、道の駅的なスペース(男鹿総合観光案内所)で巨大ななまはげを目撃。みんな記念写真を撮っていました。

oganavi.com

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男鹿総合観光案内所は道の駅的な土産物屋のほか、食事スペースはアメヤ珈琲という、秋田のコーヒー屋さんの喫茶店があり、小腹も空いていたし、コヒー好きゆえかなり惹かれましたが、GWらしくそこそこ混んでいたので、パスしました。ホームページを後で見ると、飲まなかったことを後悔しました。次は寄ってみよう…

ameyacoffee.com

道は海と線路(なまはげライン)の間を通ります。以前、勤務先の人が、男鹿半島付近のお客さんのとことへ列車で向かう途中、途中の駅でなまはげが乗り込んできてびっくりしたという話を聞きました。お店の名前にもなまはげだらけで、なまはげにかける意気込みを感じます。

今期のアニメ「ヒナまつり」も謎の「なまはげ押し」が目立ちますが、世の中では私の知らないところで、なまはげブームなのでしょうか…??

国道101号を道なりに行くと、男鹿半島を半ばで突っ切るように進むと「なまはげ館」の看板を見つけ、脇道へ入ります。田舎道をだいぶ走る必要があるのですが、人口が少なく、信号も殆ど無いので意外とあっさりと到着。広い駐車場があり、係の誘導もあって、スムーズに駐車できました。

真山神社

なまはげ館と真山神社は隣り合った立地ですが、まずは真山神社へ。

www.namahage.ne.jp

良い感じに苔むした道があります。

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手水鉢は中から水が湧き出すタイプのようです。

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山門から少し登ります。仁王門ということで、神仏習合時代の名残を感じさせます。

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天気が良いので、トカゲが日光浴していました。

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冬にはなまはげ柴灯祭で有名な神社ですが、夏場は静かにお参りできる、山間の雰囲気の良い神社です。山間の神社なのに船があるのが不思議でしたが、海上安全の守護神でもあるとか。

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拝殿です。予備知識無しで行ったのですが、本殿ではありません。本殿は山頂にあります。

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ここから山頂へトレッキングすると、本殿に至ります。登山靴を持ってきていれば、登っても良かったのかも。

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御朱印をいただきました。

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道を下り、なまはげ館へ向かいます。

なまはげ

伝承館です。ここでなまはげのお振る舞いを体験できるとか。人が多かったので、こちらはパス。独りでは入りにくい感じでした。

www.namahage.co.jp

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なまはげ館です。よくある博物館的な、立派な建物です。

www.namahage.co.jp

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入り口は「市立図書館」ぽい感じ。

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館内にはなまはげの衣装の実物が飾られています。資料動画の鑑賞なども出来ます。タイミングが良ければ、実演も見られるようで…

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一番面白かったのは、『各地のなまはげ勢揃い』です。ひとえになまはげと言っても、思いのほかバリエーションが豊富なのですね。包丁や目の部分が自転車の反射板のようなもので作られていたりして、工夫も見られます。

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なんとなく気に入ったのはこのなまはげ↓です。

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ずっと館内に「ウオー!」といったなまはげの唸り声が流れていて、しばらく耳鳴りのように残りました。

伝承館HPより引用 : 「ナマケモノの匂いがする」「ナマケモノはいないか!」などと、荒荒しい奇声を上げ畳を強く踏みしめながら歩き回る。そして、その家の主人が荒れ狂うナマハゲをなだめて丁重にもてなしナマハゲにお膳を添える。 ナマハゲは添えられたお膳に座る前に5回シコを踏む。ウオー!ウオー!と唸っているナマハゲに主人は酒肴をすすめる。

なまはげを堪能し、次の目的地、男鹿水族館GAOへ。

男鹿水族館GAO

www.gao-aqua.jp

シロクマやハタハタの展示で知られる水族館です。

真山神社から山を下り、海沿いの道へ。結構細い漁村の道を通り、途中本当に正しい道なのか、と不安になりましたが、男鹿水族館の看板が立っていたので、迷わず到着できました。

GWなので駐車場がいっぱいで、岬のてっぺんのやたらと見晴らしの良い駐車場に車を止め、無料シャトルバスで水族館まで運んでもらいました。

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展示の方ですが、正直イマイチでした。余り特徴がないと言うか、30分ちょいであっさり展示が終わってしまったので、写真もさほど取れませんでした。

シロクマは常同行動が痛々しい感じでした。移動距離の長い動物は本来動物園などに展示すべきではない、という説もありますが、正しいかもしれません。

水槽の規模が小さく、写真が取りにくかったのですが、いくつかお気に入りのものをご紹介。

魚ではなくトカゲですが、恐竜ライクでかっこいいと思い、しばらくじっと見てしまいました。

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写真映え(インスタ映え)するのはやはりクラゲでしょうか。動きがゆっくりなのでピンボケしにくく、見ていて飽きません。とはいえ、男鹿水族館のクラゲの展示はほんの僅かなのでした。

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クラゲといえば、鶴岡市立加茂水族館です。こちらに今度行ってみたいです。

その他、あしひれ館(アザラシなど)やペンギンの展示もありましたが、水槽が古ぼけていて、写真を撮りにくいこともあり、早々に立ち去ってしまいました。

トータルの印象ですが、他の用事と併せて(それこそなまはげ館等)なら良いですが、単独の目的で行くところではないかな、といった印象です。ちなみに、周りの景色は岬の先端ということもあり、良かったです。

帰り道、高速に戻るまで下道を行きましたが、漁村の細い道のきついカーブでセンターラインをオーバーしてくるサンデードライバーに辟易しつつ、すっかり疲れてしまいました。自動運転が早く普及してほしいかも。