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青麻山:蔵王の前衛

週末は南蔵王(不忘山・屏風山)に登る予定でしたが、残念ながら中止となりました。

早朝青空が見えることが確認して自宅を出て、登山道入り口の白石スキー場に着くと、強風のうえ雨がぱらついてきました。空は明るいのであきらめきれず、車中で天気予報を見たのですが、山を挟んで日本海側の山形の天気を見ると、向こうは降水確率は40パーセント以上。車中から山形側(山頂側)を見ると、どんどん雲が暗くなってきて、回復の見込みは薄そうです。やむなく撤退を決定です。

白石スキー場から南蔵王山頂側を見る

時間はまだ6時前、このまま帰るのも…とということで、うだうだと駐車場内をぶらついていると、朝日に照らされた青麻山が見えました。これは久しぶりに青麻山へ登れという、お告げだろう!ということで、行き先を青麻山に変更です。

白石スキー場より青麻山を見る

国道4号線宮城県南を走っているときに、蔵王方面を眺めると、前衛に見えるお椀を伏せたような丸い山が青麻山です。

この山は標高は低く、地元中学校が学校行事で登ることもあるような山なので、特筆するような特徴はありませんが、私にとっては思い出の山です。私が社会人になってから登山を再開したとき、まず初めに登った山が青麻山です。当時は土地勘も無く、どこの山に登るか決めることから始めなくてはなりませんでした。本屋で分県ガイド『宮城県の山』・『福島県の山』・『山形県の山』をそれぞれ買ってきて、当時住んでいた場所から一番近くにあり、難度も低そうに見えた青麻山から登ることにしたのでした。

登山道入り口は道路沿いに『青麻山遊歩道』という柱が立っており、これが目印です。

畑の脇の道路を上っていき、そのまま車一台分の林道を道なりに進むと、行き止まりは電波塔です。電波塔の脇が登山道です。車は数台停められますが、心配なら林道入り口の脇に車をとめて、そこから登っても良いでしょう。ちなみにトイレや水場などは一切ありません。

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スタート地点には距離の目安の看板が掛かっています。

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スタートから山頂まで、↓こんな感じでひたすら森の中です。登山道は岩などほぼ無く、土の道が続きます。スタート地点と山頂直下は結構急な傾斜なのですが、土のみでステップも無く、雨上がりでは滑りそうで、そこそこ歩きにくかったです。梅雨時なので泥汚れ対策にスパッツをはいていきましたが、広葉樹が豊富なためか、土質が腐葉土で、梅雨時にもかかわらず水はけは良いようで、水たまりは無く、泥っぽさもありませんでした。

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初めて登ったときは山肌の半分が禿げ山で、山様も情けない感じだったのですが、植林された木が成長し、見た目も立派になりました。

こちらが昔の青麻山。木が伐採されており、はげ山でした。

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今の青麻山。木が生長して、山らしくなっています。

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春先は一部カタクリなども見られるようですが、6月には木の葉が茂り、陽が差さないようで、花らしい花は見られませんでした。唯一の花は地味で陰気なギンリュウソウです。最初はキノコかと思いました。

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その他の植物としては、伸びきって食べ頃を過ぎたようなワラビは沢山生えていました。熊が好きそうな根曲がり竹も豊富でした。根曲がり竹を眺めつつ歩いていたら、登っているのは私一人で、ここで熊が出てきたらイヤだな…等と考えていると、あちこち動物のいた痕跡がありました。掘り返したような土塊をみるとおそらく猪でしょう。昔は雪の多い東北の山には猪はほとんど居なかったそうですが、暖冬の影響で猪たちも北上してきているようです。

寂しい暗い道なので陰鬱な気分になるのですが、ところどころ明るい場所があり、そんな場所に出ると根拠も無くほっとします。

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ようやく展望の良い場所がありました。大河原町方面が見えます。

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スタート地点同様、土の道で滑りやすい急登を登り切ると、山頂です。展望は蔵王町方面は少々開けていますが、大河原・白石方面は全く開けておらず、期待していた蔵王山の風景も見られませんでした。山頂からもう少し進むと、隣の山(あけら山)のピークに至る道もあるのですが、山頂に至ったらすぐに雨がぱらついてきて、登頂した証拠写真のみ撮り、もってきたカップラーメンを食べることも無く、早々に撤退することになりました。

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展望も悪く、標高も低いので蒸し暑くてこの時期登るのは私一人だろうと思いながら下山し、スタート地点に戻ると車が一台やってきました。どうやら中高年グループの登山客のようでした。物好きは私一人では無かったようです。おそらく葉が茂る前の春先や、晩秋ならもうちょっと印象は違うのでしょうね。

あまり楽しくない、時間つぶし的な山行になってしまいましたが、帰りに『ホタル』が見られそうなスポットを発見。次回、その場所での蛍観察の結果をご報告します。

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