アジアとヨーロッパのイメージ
昨年海外を旅したくて会社を辞めた先輩から久しぶりにメールが届きました。しばらくアジアを回っていたのですが、今は南欧をぶらぶらしている様子。
先輩から届くメールを見返すと、ベトナム・インドネシア・スリランカ・タイ…アジアのどちらかと言えば後進国を歩き回っていたときには、一度も身の危険を感じること無く、『楽しくてたまらない』ような、興奮気味のメールが届いていたのですが、ヨーロッパに入ったとたん、スリやら強盗やら、身の危険を覚えたというような、うんざりしたメールが立て続けに届きました。
なんでもギリシャでスリ未遂、スペインで強盗未遂(ファンデーションを服につけられ、わざとらしく汚れているよ、とティッシュ片手に近づいてくる)に遭ったとのこと。大きな荷物を持ったアジア人を狙ってくるそうで、『よくある』事例のようですね。
ファンデーション強盗に似た事例に『ケチャップ強盗』というのがあり、調べるとアルゼンチンなど南米でよくみられるそうです。先輩はこの後ヨーロッパから南米に行くそうなので、注意しないと立て続けに被害に遭いかねないですね。実際に複数回被害に遭ったという記事も見かけました。
日本を含めて先進国の人間は、発展途上国の方が危険で、ヨーロッパなど先進国の方が安全と思いがちではないでしょうか。ところが実際にはヨーロッパでは日本人は『だましやすいアジア人』でしか無いのでしょう。わざわざ日本人を狙ってくることもあるとか。特に日本人の女子大生は、お店の出入り口で無警戒に財布のお金を数えたりして、スリや強盗には『狙い目』だとか。
私がたとえば長期出張でスペインやギリシャに行くというのと、ベトナムに行くというのでは、親や家族はベトナムに行く方を心配するように思います。ところが実際には、スリなどの犯罪に遭う可能性は、ヨーロッパ(特に南欧)の方が高いのかもしれません。
久しぶりのメールを読んで、イメージだけで判断できないと思いました。