Affinity PhotoとDesigner:名作の予感
最近勢いのある、Affinity PhotoとDesignerを購入してみました。
もともと作図ツールが欲しくてAffinity Designerを買ったのですが、使い勝手の良さに感動し、将来性が期待できるのでPhotoも試してみたくなり、こちらも勢いで買ってしまいました
ぱっと見、DesingerもPhotoもUIがしっかりと日本語化されているし、公式ページも日本語コンテンツがあり、開発元のやる気を感じます。
少なくともその昔、illustratorが高くて買えずに、Freehandを買ったときよりは満足度は高いような気がします。
それでは個別に印象を…
Affinity Designer
Affinity Designer
カテゴリ: グラフィック&デザイン
価格: ¥6,000
illustrator代替ツールとして名を上げているアプリです。論文や報告書の図を作成するとき、ペイント系ツールで作図すると拡大縮小でギザギザになってしまうので、ドロー系のアプリで素材をつくっておくと、拡大も縮小も自由自在で捗ります。理系の学生だと、TeXで図を挿入するのにepsで図形を扱うこともあるでしょう。フリーのツールもありますが、使いにくかったり、日本語フォントを埋め込めなかったりで苦労するくらいなら、Affinity Desingerをサクッと導入してしまうという手もあります。
作図する機会があるなら何か一つドロー系を使いこなせれば、将来にわたって色々役立ちます。私はかっこいいイラストを描くわけでは無く、書類に挿入するちょっとした図形を作るだけなのですが、安いだけあって十分元をとれます。
2016年3月現在のバージョンですが、使ってみて気付いた点は…
- 日本語UIで分かりやすい
- 日本語のレイヤーも大丈夫
- illustratorのaiファイルが開ける
- エクスポートはepsでillustratorとやりとりできる。
illustrator用のテンプレートやフリー素材をいじって編集も出来るし、歯車など面倒な形状も最初から用意されていて、慣れるまではPowerPointの作図ツールのような使い方も出来ます。
ネット上のレビューはちょっと前のバージョンを元にした物もあり、進化が早いアプリなので全て真に受けるのは危険です。こちらは公式ページから無料試用版をダウンロードも出来るので、まずは試してみてください。
Affinity Photo
Affinity Photo
カテゴリ: 写真
価格: ¥4,800
こちらはそもそもPhotoShopを持っている(CCのフォトグラフィプランですが)ので必要なかったのですが、Desingerのあまりのできの良さに、試してみたくなったのでした。
こちらも日本語化されて取っつきやすいのですが、ぱっと見の印象はPhotoshopの下位互換、と言ったところです。写真から余計な物を消したりといった編集はやはりPhotoshopの方が使いやすいと思いますが、値段が大幅に違うのと、これから機能が向上していく期待があるので、自信を持ってお勧めできます。
Affinity Photo:こんな人にお勧め
- これから買おうという、新規ユーザー
- 年会費制のサブスクリプション契約が嫌
- コストを抑えたい(お金が無い!)
2016年3月現在のバージョンですが、使ってみて気付いた点は…
一番利点を感じたのは、写真.appから呼び出して、写真.app上で補正や修正機能が使えた点です。写真.appがApretureライクになります。Aperture亡き後、写真.appはあまりにも機能がしょぼくて、あまりにもがっかりして、Lightroomに乗り換えたのでした。Lightroomに乗り換えられず、まだApertureにかじりついているのなら、試してみても良いのでは無いでしょうか?
↓こちらのように、写真.appから呼び出すと、たとえばレタッチ機能ならAffinity retouchが写真.app内部で立ち上がり、Affinity Photoの機能が使えます。ちょうどApertureで写真を仮したり、現像したりする感じで使えます。
こちらも無償評価版が用意されています。