梅の撮影はとても難しい:仙台市農業園芸センター
ここしばらく、毎週のように撮影に出ていたのですが、先週はTOEIC試験があり、(一応)おとなしく勉強したりして、自宅に缶詰でした。そんな鬱憤を晴らすように、今日は朝から天気も良く、撮影日和。この時期撮るとなると、梅でしょう。早春の定番ネタにもかかわらず、ちゃんと撮ったことが無いのですが、理由は単純で、『花粉症』です。幸い今年は早めに飲んでおいた薬の効きがよく、撮影に支障はありません。
仙台市農業園芸センター
今回の撮影スポットは仙台市農業園芸センターです。
写真のアドバイスをくれる、会社の先輩からお勧めされていた場所です。もともとはかなり広大で立派な施設だったようですが、東日本大震災で津波の被害をもろに受け、目下修復中なのでした。入場料は無料、駐車場も広く、アクセスは容易です。お近くの人は是非要ってみてください。
梅園
初入場なので、案内板を探しましたが、津波の影響で薄くなっており、ぱっと見ではよく分からなかったのですが、周りを見渡すと、巨大なレンズをつけて、三脚を担いだカメラマンたちが居たので、迷うことはありませんでした。カメラを担いでいる客は、皆単身のおっさん(定年後のようでおじいさんに近い?)で、私もおっさんですが、それでも明らかに最若手でした。
私は地域がらでしょうか、梅の花にあまり縁が無かったのですが、桜とは異なり、まばらに長期間にわたって咲くのですね。あまり密集しないので、桜のように距離を取って木全体を撮ると、凄くしょぼくなってしまいます。他のカメラマンも三脚を据えて、花にクローズアップして撮っていました。
私もまず一枚。
小さな梅の花にピントを当てて、綺麗に写すのは難しいですね。桜は密集しているので楽ですが、梅はポツポツ咲いているのを複数画面に入れて、どれもピントが合っているようにするためには絞らないといけませんが、そうすると背景に知らないおっさんが写ったりしますし、枝など余計な背景がうるさいです。 撮った画像を後で選別すると、ボツの嵐。
マクロレンズを買えということですね!?
撮影してすぐ気がついたのですが、小さな花を大きく撮るのって、難しいというか、そもそもマクロレンズでも無ければ物理的に無理なんですね。いままでデカい山々ばかり撮ってきて、花も密集した桜、大きめの紫陽花などしか扱ったことが無いので、気がつきませんでした。
大きく撮ろうと寄るとピントが合いませんし、離れると広い画面にポツンと小さな花が真ん中にあるような、寂しい画になります。
以前使っていた一眼レフのレンズでは桜を寄って撮ったこともあり、あまり苦にならなかったのですが、レンズ名を見ても分かるとおり、簡易マクロ機能があったのでした。
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM
今回持って行ったフジのレンズですが、最大倍率を見てみましょう。
レンズ名 | 最大倍率 | 最短撮影距離 |
---|---|---|
XF18-55mmF2.8-4 | 0.15(テレ端) | 40cm~10m(望遠・マクロ) |
XF55-200mmF3.5-4.8 | 0.18倍(テレ端) | 1.1m - 3m(マクロ) |
参考までに、以前持っていたシグマのレンズ。22cmまで寄れます。今思えば、良いレンズだったのですね。写りも良かったです。手放してから気付く、便利さ。EOS70Dを使っていたときは、ほとんどこのレンズ一本でした。
レンズ名 | 最大倍率 | 最短撮影距離 |
---|---|---|
SIGMA 17-70mm F2.8-4 | 0.35(テレ端) | 22cm |
フジでマクロレンズというと、この一本です。
レンズ名 | 最大倍率 | 最短撮影距離 |
---|---|---|
XF60mm F2.4 R MACRO | 0.5 | 26.7cm |
これから暖かくなり、花も咲いてくるとなると、マクロレンズは一本欲しいですね。
そのほか
そういえばピントを合わせているとき、ファインダーだときついので、液晶でフォーカスピーキングなどを使って確認するのですが、晴れている屋外だとまず液晶が見えません。他の撮影者を見ると、↓こんなのを使っていました。私も早速一つ注文してみます…