何でも無い一日も、悪くない。
週末はついに平地でも雪が降り、渋滞で大変だったのですが、雪はその日のうちに溶けてしまい、日曜日の今日は日陰にわずかに雪が残るのみでした。子供たちも平日では雪だるまやかまくらを作る間もなかったでしょう。日曜日はうって変わって天気も良かったので、X-T1とレンズ一式を鞄に詰めて、近所の河川敷まで歩いて散歩です。
セグロカモメ
河川敷まで歩いてきたのは、白鳥狙いのためだったのですが、白鳥は一羽も見られず、代わりに鴨の大群が土手で餌をついばんでいたのですが、私を見るなり慌てて川に飛び込んでいきました。
無礼な鴨たちと離れて一羽珍しい鳥がいたので、レンズを慌てて望遠ズームに交換。 X-T1にはXF18-55mm F2.8-4 R LM OISをつけていましたが、XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OISに交換です。鳥狙いなら最初から望遠ズームにしておくべきでしたね。
ずいぶんりりしいお顔です。
あまり見たことが無い鳥ですが、後で調べたらセグロカモメのようです。ワシのような顔でワシカモメかとも思いましたが、見分け方の紋切の色で背黒カモメで確定のようです。先日母に野鳥図鑑を送ったのですが、自分用にもう一冊欲しくなりました。
主なカモメの見分け方: http://www.pulsar-juku.jp/yachou/c_kamome.htm
妙なことに何度も飛び跳ねてはダイブするのを繰り返しています。獲物の魚は既に死んでいるようですが、どうやら練習というか、狩の訓練をしているようでした。鳥ですら訓練を欠かさないのですから、当然人間も精進しなくてはなりません。X-T1で初めて連射機能を使いました。
陸の鴨
水面に浮かぶ鴨はかわいらしいですが、陸に上がって餌をついばむ鴨たちは、昆虫を連想してしまってあまりかわいくありません。歩いたり、餌をついばむ音がカサカサと虫っぽいし、集団でうごめく様が何とも虫のコロニーライク。私は密集している物が苦手なのです…
猫
最初は木の切り株だと思っていたのですが、よく見たら猫でした。うまく擬態しています。
安眠を邪魔する物と思われたようで、まっすぐと此方を睨んでいたのですが、姿勢を低くして、望遠で距離をとったらリラックスした顔を見せてくれました。
この猫は春先におじいさんと散歩していたうちの一匹のようです。
しばらく歩くともう一匹。周りにカラスもいて、あまり休まるような感じでは無かったですが、どうなんでしょうね?
白鳥
ちなみに白鳥は遙か遠く、ちょっと歩いていけない位置に群れていました。XF100-400mmを飼ってもこの距離では…
まず出歩いてどこに群れるか知らないといけませんね。野生動物はまず観察から、でしょうか。
近所も悪くない
写真を撮るなら遠出しないと撮る物が無い!と思い込んでいましたが、意外と近所の散歩でも見つかる物です。無理に遠出しないで、いい一日が過ごせました。
今日のレンズ
鳥狙いだったので、今回は最初から最後までXF55-200mm F3.5-4.8 R LM OISでした。鳥をちゃんと撮るなら望遠が全然足りませんが、やはりこのレンズ、キツネ村で使って思いましたが、毛のフサフサ感を出すなら使いやすいです。写りも良いし、猫にも相性が良いかもしれません。