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OS X El CapitanでのEIZO EV2450の設定

Mac OS XをEl Capitanにしてからというもの、モニタEV2450に問題が出るようになりましたが、マニュアルを読み直してみると対策が見つかりました。しかもこれまで不満だった仕様を解消することもできました。モニタの取説を読んで役に立ったのは初めてかもしれません。たまにはマニュアルも読んでみるものです。

発生した不具合と困った仕様

不具合:スリープや省電力でモニタがOFFから復帰する際にモニタの電源がOFFのまま戻らない

スリープから復帰すると、モニタの電源がOFFのまま戻らず、一旦モニタの電源を入れ直さないといけないようになってしまいました。Yosemiteまではこのような現象はありませんでした。 電源をOFFにすると、モニタについているUSBハブ機能も使っているのですが、モニタの電源を入れ直すとハブにつないでいるHDDの電源まで切れてしまい、危険です。

困った仕様:モニタがONになったとき、いちいち全く使っていないRGB接続などを探しに行ってウザい。実際に使っているDisplayPort以外は無視したい

私はホットコーナー機能を使ってマウスカーソルを画面の角に持ってきたらディスプレイをOFFにするようにしているのですが、OFFにするつもりが無いのに誤ってマウスカーソルを角に持ってきてしまった時などに、モニタの方でいちいち全く使っていないRGB接続などを探しに行ってしまい、ディスプレイを復帰するのに時間がかかるのがとてもイライラするのでした。

解決策

マニュアルを読むと、Administrator Settingsで管理者向け設定があることがわかりました。

電源がOFFのときに、一番左のスイッチに触れながら、電源を2秒以上触れるとAdministrator Settingsモードで起動します。

機能一覧を見てみると、

不具合である、スリープや省電力でモニタがOFFから復帰する際にモニタの電源がOFFのまま戻らない については、以下の設定のCompatibility ModeをONにすれば解決します。

困った仕様である、モニタがONになったとき、いちいち全く使っていないRGB接続などを探しに行ってウザい。実際に使っているDisplayPort以外は無視したいについては、以下の設定のAutoInput DetectionをOFFにすれば解決します。

モニタ電源OFF時にUSBハブにつなげていたHDDもになってしまう件については、以下の設定のUSBPowerSaveをOFFにすれば解決します。

機能 設定範囲 説明 参考
AutoInputDetection On Off この製品は、信号が入力されているコネクタを自動的に判別して画面を表示します。コンピュータが省電力モードに入ると、自動的に他の信号を表示します。この機能を「Off」に設定すると、信号が入力されているかどう かにかかわらず、選択しているコネクタからの信号が表示されます。この場合は、モニター前面の操作スイッチ(  )で表 示する入力信号を選択してください。 この機能が「On」に設定されている場合、すべて のコンピュータが省電力モードに入っている場合 のみ、モニターの省電力機能が動作します。
Compatibility Mode On Off ご使用のコンピュータおよびグラフィックスボードによっては、 入力信号が検出されず、省電力モードから復帰しない場合があり ます。その場合は、この機能を「On」に設定してください。
USBPowerSave On Off この製品は、モニターのパワーセーブおよび電源オフに連動し て、コンピュータとのUSB通信を無効にします。USB通信が無効 になることで、省電力モード時および電源オフ時の消費電力を抑 えることができます。この機能を「Off」に設定すると、モニターが省電力モードや電 源オフのときでも、USB接続を有効のままにしておくことができ ます。

気に入っていたモニタがOSアップデートでイライラする仕様になってしまい、うろたえてしまいましたが、設定で問題なく回避できた上、気に入った設定にすることができて一安心です。