OS Xクリーンインストールのルーチン化
先日年一回のMacOSXのメジャーアップデート(OS X El Capitan 10.11)があり、いつもの通り、クリーンインストールでスッキリできました。
上書きインストールでも良いはずですが、大抵しばらくすると何がしかの細かい不具合があり、イライラすることも多いので、アップデートがリリースされた、最初の週末にクリーンインストールするのが定番です。今回もトータルで2時間くらいで完了しました。
OS Xクリーンインストール手順
- 既存の環境であらかじめアクティベーション解除
- 一旦通常の上書きインストールを実施
- リカバリーモードで起動、内臓HDDを領域削除
- OSXをクリーンインストール
- アプリの再インストール
0. アクティベーション解除
iTunesなどの端末認証を解除しておかないと、まれに認証がダブってしまったり、ライセンスが無効になってしまうことがあります。だいたいマシンの引越しを伴わなければ大丈夫なのですが、余計なリスクを負う必要はありません。認証を解除してしまいます。
主な認証が必要なアプリ類:
1. 仮の上書きインストール
EL Capitanを含め、最近のMac OSXはApp Storeでリリースされるので、一旦ダウンロードしておく必要があります。ユーティリティなどを使って専用インストールディスクも作れますが、そもそも一旦上書きインストールしてしまえば、その後リカバリーモードで起動すると、最新のOSで再インストールできます。
2. 最新のOSでクリーンインストール
リカバリーモード(復元モード)は再起動時にAppleのロゴが現れるまで、command + Rを押したままにします。
3. バックアップの復元
普段からデータの置き場を決めておけば、Homeディレクトリを外付けHDDにコピーするだけで、なにもすることはありません。
私の場合、「書類」と、「ピクチャ」、「ミュージック」、「ムービー」のフォルダを外付けにコピーしておき、クリーンインストール後に中身を戻すだけで、後は幾つかアプリを再インストールするだけで再インストールが完了です。
メールはGoogleのgmailですし、ブックマーク、カレンダー、アドレス帳はiCloudにバックアップしているので、OSを再インストール後にiCloudにログインするだけですぐにWeb環境は整ってしまいます。良い時代になったものです。
4. アプリの再インストール
アプリ類はすべて再インストールです。これが手間ではありますが、OSが不安定化するのも、いろいろ余計なものを入れたことが原因だったりします。再インストールの機会に、必要最低限のもののみ再インストールし、それ以外はどうしても必要になったらその時に入れ直すようにすれば、不要なアプリを見直す機会にもなります。
Adobe CCは自分のアカウントにログインすれば、すぐにダウンロードもできるのでメディアも不要で便利です。
ちょうどMS OfficeのMac版も最新バージョンになりました↓。今のとこと2011もきちんと動いていますが、動作状況の様子を見て買い替え予定です。
最後に
OSの入れ直しといえば、昔は丸一日かけて再インストールしましたが、いまではルーチンができてしまい、さして苦にすることなく夕食後にコーヒーでも飲みながら終わってしまいます。アプリも最新版を開発元のサポートページから落としてくるだけで済みますし、押入れからパッケージを探し出して来る必要もありません。私のMacBookProは光学ドライブレスで、一応外付けDVD-Rドライブがありますが、最後に使ったのは昨年母のiPodに音楽を入れてあげた時だけ。考えてみると、ドライブをDVD-Rを最後に焼いたのがいつかも思い出せません。
便利にはなりますが、ものを作らなくなって、いろいろ雇用は失われますね…