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縦走用装備をパッキングしてみる:グレゴリー バルトロ 75

シルバーウィークの登山予定は長年の憧れ、表銀座縦走です。槍穂縦走、ジャンダルム越えを経験済みとはいえ、山そのもののグレードよりもアクセスの悪さゆえ実行が困難でしたが、今回はワリカンの同行者が付いてくれるので、最初で最後?かもしれない大切な機会です。悪天候続きだったので、晴れることを祈りつつ準備を進めています。

  • ジョギング・筋トレ
  • 荷物の梱包
  • ヤマレコでイメージトレーニング etc…

頸椎症で長期のブランクがあり、相当体がなまっているので、ジョギングを中心に慣らしをしています。

今年に入って日帰りは男体山鳥海山と経験しましたが、縦走は1年以上ぶりです。テントを広げたり、シュラフをたたんでみたりと久しぶりにパッキングしてみました。

グレゴリー バルトロ 75 (GREGORY Baltoro 75)

愛用というか、今持っている縦走用のバックパックはグレゴリー バルトロ75です。13年の冬ごろ、翌シーズンの山道具を新調しようと東京に出張したときに買ったのですが、その冬母が倒れて山どころではなくなり、自分も頸椎症に苦しむという、14年はまさに散々な年で、結局バックパックは未だに新品です。ようやく今年使えるかどうか!?です。

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画像はパッキングした後ですが、夏山2泊3日の装備だと、余計なものを入れてもまだまだ余裕がありますね。以前は夏山は55Lで間に合っていたのですが、カメラをいざという時(雨とか)に収納できるよう、余裕を持ったサイズにしたのでした。ちなみに55Lだと荷物がほぼパンパンで、カメラを入れる余裕はありませんでした。

自分で勝手なんですが、値段を見ると4万前後と正直お高いです。直営店で買ったので、定価だったと思います。購入した13年秋ごろまでは頸椎症も無く、母も元気で毎週のように山へ行っていたので迷うこと無く買ったのですが、果たして今買うとしてこの金額を出すかどうか?ちょっと勇気と理由付けが必要です。

パッキングしていて改めて感じたのは、ポケットや開口部に工夫がこなされており、欲しいところに必要なものがある点。

たとえば↓この写真。サイドの開口部ですが、テントのポールのように長いものを入れるのに最適です。正面の開口部はジャケットや敷物などを入れておくのにちょうど良いです。

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上蓋はご存知の通りウェストポーチにできるのですが、頂上アタックの時や、天場と山小屋に距離がある時などに便利です。そのため他社の上蓋より広くて高さがあるので、収納に余裕があり、サンダルやポケット三脚を放り込んでおくのに最適です。

グレゴリーを通販で買おうとすると迷うのが、MとLどっちか!?です。4万円クラスの(私にとっては)お高いバックパックです。安売りの通販店で買っても、サイズが合わないと後悔しかねません。私がわざわざ出張ついでに東京の店まで足を伸ばしたのは、ちゃんと測ってもらいたかったから。買ったのはGREGORY TOKYO STOREで、当時グレゴリーの総代理店だったA&Fの実質直営店です。グレゴリー専門だけあって、フィッティングも時間をかけてしっかりやってくれました。

GREGORY TOKYO STORE | 株式会社エイアンドエフ - 世界中の優れたアウトドア用品を30年以上輸入販売

親切な店員さんのアドバイスを聞きつつ、重りを入れて背負ってみて、サイズはMとなりました。私は身長178cmでどちらかというと胴長短足なのでLだと思っていたのですが、ギリギリMとのこと。Lになるのは私より身長がよほど高いか、胴長な人なので、見た目普通に分類される日本人なら、概ねMのようです。

今回パッキングした後背負ってみましたが、重さを感じさせず、骨盤で支えるグレゴリーの背負い心地は快適です。現状13kgで、これに一眼レフとカーボン三脚が追加されるわけで、頸椎症とその後の怠惰でそこそこ弱った私には重い重量なのですが、バックパックが代わりに重さを吸収してくれているような、そんな印象です。高くてもグレゴリーにしておいて良かったと思います。そんなわけで買ったことは後悔する必要なし!でお勧めできます。ただし…こればかりはフィッティングした上で、背負ってみないとだれも共感できないでしょうね。