人力移動Blog

登山、シンプルライフ、旅行などなど…

ゆく年くる老い

休日深夜

正月休みに入りました。夜更かしし放題の連休に入って、家族も恋人も居ない独り者の深夜をどう過ごすか。私はもっぱら体調が良い時は語学や仕事関連の勉強したりしますが、頚椎を痛めてからというもの、波のように押し寄せる痛みのせいで、横になって動画を見たり、漫画を読んだりと、ニートのような生活を送っています。最近は改善傾向に向かってきたので、ようやく勉強も再開できそうなのですが…

陰気な女

自宅アパートの隣は年齢不詳の女性で、日中も夜中もコンコンと咳の音が聞こえて来てきます。たまに用事があって有休を取った平日の日中でも気配があるので、普通の勤め人ではないことは明らかで、どんな生活を送っているのか想像がつかないのですが、ひとつだけはっきりしているのが連休前後の夜中に男がやってきて、セックスし始めるということ。決まって0時以降の1時とか2時とか真夜中の時間帯で、ドンドンと耳栓をしても体に伝わってくる逃れられない振動の後、しばらくすると男女の絶頂の叫びが聞こえてきます。よほど元気なのか、1回で済まず、2回、3回も続くこともあり、いつぞや月曜の午前1時頃に始められた時には警察を呼ぼうかと思ったほどでした。

おそらくその隣の女の部屋にやってくる男だと思うのですが、アパートの廊下にガムを吐き捨てるようで、一度私の部屋のドアノブの鍵穴にガムが貼り付けてあった時には怒りの前に全身の力が抜け落ちました。

ゆく年くる老い

隣のイトナミで興奮するでもなく、羨むでもなく、振動や騒音ばかり気にする自分に気づいたとき、頚椎の痛みともに、歳をとったことを実感させられました。そういえば、先日夕食に昔から好きだった中華料理屋の脂たっぷりのラーメンを食べた後、ひどい胸焼けで夜中に気持ち悪くなり、ゲロゲロ吐いて、たまたま当たったと思い込んでいましたが、単に歳をとって油を受け付けない体になっただけのようです。

こうして一つ一つの出来事で老いを実感していくのでしょうね。大学に入った頃実家で飼い始めた犬が、昔は散歩のたびに私を引っ張る勢いだったのに、いつの間にかすぐに疲れてへたりこむようになり、ついに死んだとき。妹に子供が出来て、いつの間にか小学校入学を知らされた時。昨年かつて無敵の体力を誇った母が、脳卒中で倒れた時。周りの出来事で時間の経過を知らされていましたが、我が身に起こるとちょっとした出来事でも思い知らされます。

せめて来年は有意義に、楽しく

今年は実家の母の闘病生活、私のぎっくり腰と頚椎症性神経根症で全くロクでもない年でしたが、人生を見つめ直すにはいい機会でした。来年は病気を治して1日1日を大事にしたいと思います。